2025-10-23

Keychron Q10 Maxを購入した

家での作業用として4年前に購入したKeychron K3を使用していたのだが,流石に古くなってきたのと,機能不足感も出てきたので新しくキーボードの購入を検討していた.

Keychron K3の不満

4年前は軽量薄型で持ち運び可能なキーボードを探していて,その結果たどり着いたのがK3だった.
当時からWindows, Linux, macOS全て使う民だったので,ワイヤレスで複数台の切り替えができるというのも条件だった.

ただ当時の無印K3は,ワイヤレスがBluetoothのみで,QMK FirmwareでもなかったのでVIAでのマップ書き換えもできず,段々と不便さが増してきた.
マップ書き換えをソフトウェアでしなければいけないのが特に苦痛.macOSではKarabinar Elementsくんが優秀で,デバイスごとに異なる設定を張ったりできるが,Windowsでは腑に落ちる方法がなく,とりあえずPower ToysのKeyboard Managerで凌いでいる状態だった.

ソフトウェアでのマッピングは単一のキーボードを使っているだけなら別に良いのだが,複数台を使い分けている場合,機器単位での独立した設定を持てないと非常にめんどくさい.自分は作業用とゲーム用で異なるデバイスを使用しているのだが,ゲーム用はデフォルト配置でないとゲーム内設定が非常に面倒になるので困っていた.

新キーボードの選定

とりあえず必須条件として以下を挙げていた.

  • レシーバー無線接続対応
    • Bluetoothは接続遅延とかで散々なので嫌い
  • QMK/VIA対応
  • 65%-80%程度のキー数

以前と違い持ち歩くことがほぼなくなったので,軽さ等は条件にしなかった.
現在は研究室にHHKBを常備しており,出先はiPad + Magic Keyboardで済ませてしまうので,むしろズッシリと置いておきたさの方が強い.

加えて,Aliceレイアウトか左右分割を条件としていた.その理由は,長年パソコンカタカタしている癖に未だにホームポジションもクソもないような打ち方をしていて,いい加減矯正したかったからだ.物理的に離すかぶった切ってしまえば,嫌でも左右の使い分けくらいはマシになるだろ()という単細胞な考えである.

候補としては以下となった.

  • Keychron Q10 Max
  • Keychron Q11
  • ZSA Moonlander
  • ZSA Voyager
  • Keyball

ZSAの2つは正直以前から気になってはいたものの,手を出せずにいた.昔Moonlanderを先輩に勧められたが,当時は価格で横転してとても買えなかった.結局今も円安のせいで(自分にとっては)なかなか良い値段だ.たしか$365?

自作にも興味があったので,Keyballも以前から気にしてはいたが,土壇場の面倒くさがりで結局パスしてしまった.

最終的にKeychronの2名が生き残ったのだが,Q11が日本サイトと日本Amazonでは在庫がなくすぐに手に入る状況ではなかったので,消去法でQ10 Maxになったというつまらない話だ.Q10 Maxのキーキャップの配色は非常に好みなので満足ではある.青・青緑系は正義.

Q10 MaxのKeychronの日本公式では完売で,Amazonにて赤軸以外の在庫が残っていた.スイッチは静音赤軸一択で生きてきたので,赤軸が選べないのは正直痛い.まあ,どうせあとでスワップできるので,とりあえず茶軸を購入した.

開封

届いて思ったのだが・・・
「なんか箱がデカくて重くね?」

よく確認せずに見た目と配列だけで買ったもんだから,アルミ筐体なのを知らなかった.ただズッシリ置きたかったので,これは120点だ.
安定性・サイズ感共にちょうど良い.

Keychronは公式で設定Webアプリを公開している.
https://launcher.keychron.com/

マッピング変更からRGB設定,FW更新など一通りできるので完璧.ただQ10 Maxはワイヤレスレシーバでの接続時にアプリからの設定変更ができないようなので,それは難点である.

キーボードの購入は約2年ぶりだったが,良い買い物だった.
この文章もQ10 Maxで書いているが,茶軸の押下圧と音も案外いいかもしれない.とりあえずスワップせずにしばらく使ってみよう.